山梨のおいしいお店と風呂好き探偵団

2003.10.28
ついこの間、用事があって夜の救急病院に行きました。受付の待ち合いには私ともう一人、男性が座っていました。その男性は今にも吐きそうなくらい具合が悪そうで呼吸も荒く、タオルを顔に当てて我慢している様子でした。
「救急で来ているんだから、早く診てあげればいいのに・・・」私は心の中でそう思いました。
10分くらい経過したころ、男性はもう我慢できなくなったみたいで、受付の事務員に「すみません、今診察してもらったんですが、気分が優れないんです。もう一度診て頂けないでしょうか?」と言いに行きました。事務員は困った様子でしたが「もう一度先生に連絡してみます。」と言って電話をかけました。その間も男性はものすごく辛そうでとうとうその場所に座り込んでしまいました。そこで空かさず事務員が「イスに座ってお待ち下さい。」と冷たい一言。そして男性に「今先生に聞いたんですが、これ以上の処置は無いそうです。」とキッパリ。男性は「違う病院では点滴をしてくれました。だからお願いします。」と泣きそうな目で苦しさを訴えました。事務員はしょうがないな〜と言った感じで「もう一度先生に聞いてみます。お待ち下さい。」とまた電話をかけました。
5分後医者が待ち合いのその男性に向かって歩いてきました。まだ居たのか、と言いたげな表情でいかにも面倒くさそうな態度でした。「○○さん、もうね、何もすること無いから〜、点滴しても症状は治まらないから〜は〜あ」とため息。男性は「でも気分が悪いんです。」もう藁にもすがりたい感じでした。医者は「いや〜、だからね、点滴で治るもんじゃないから〜は〜あ」もう帰ってくれないかな〜と言わんばかりの態度でした。私は怒りが込み上げてきて、心臓がものすごくドキドキしました。「あなた、それでも医者ですか、こんなに苦しんでいるのに何もすることが無いってどおゆうことですか!」本当はこう言いたかったんです。でも何も言うことができませんでした。
そこへ医者の携帯が鳴り、医者はどこかへ行ってしまいました。
男性はその後苦しそうに外へ出ていき、電話をかけてまた戻ってきてイスに座りました。その後、30分以上経っても医者は現れず、男性は迎えに来たタクシーに乗っていきました。
あんなに苦しそうなのに無事に家まで帰れるのだろうか。もしかして他の病院に行ったのだろうか。私があの時医者にガツンと言っていればこの人は救われたのかもしれない・・・・
ただ見ているだけだった自分の態度にものすごい後悔が押し寄せてきて切なくなりました。もし私があの男性の立場だったら、と思うと泣きたくなりました。勇気の無い自分に腹が立ちました。あの男性もきっと私のことを冷たい人だ、と思ったでしょう。そう思うと切なさはますます込み上げやりきれない気持ちが募りました。


2003.6.25
私の友達の話です。彼女は今、青年海外協力隊員として、中国の桂林に行っています。私はそれまで協力隊というのはボランティアだから誰でも応募すれば行けるのでは?と思っていました。ボランティアに興味がある人、好奇心旺盛な人、仕事が無い人、海外に行きたい人とか、みんな単純な理由で行くのではないかと・・・・・
しかし現実はそんな生易しいものではなく、いろんな審査をクリアした選びに選ばれた人だけが協力隊員として行くことができるのです。語学研修やら、試験やら、国際免許の取得など、実際に行くまでには何ヶ月もかかるのです。その研修の間の生活の保障はありません。
彼女は東京で一人暮らしをしながら、保母として働いていました。そして夢だった協力隊の難関を見事突破し、今に至っています。
合宿訓練、中国に渡っての現地訓練を経て、いざ桂林へと派遣されたわけですが、2年間の間、日本へ帰ることは許されません。親が死んだ時だけ日本へ帰る許可がおりるそうです。
彼女とはメールのやりとりをしています。私も2回北京に行ったことがありますが、日本はとても清潔な国だし、交通秩序もしっかりしています。そおゆう意味では中国はとても不潔だし、マナーもいい加減なところです。旅行で行くのはカルチャーショックを受けても笑い話になりますが、彼女の桂林での生活環境は想像がつきます。でも彼女は「私の住んでいる所はまだましなところだよ〜」と。そして「中国の女性はたくましい」と言います。私は日本を離れて暮らす彼女の方がたくましくてかっこいいと思います。
彼女はあと1年半後に帰国する予定です。ひとまわりもふたまわりも大きくなって、私とは住む世界が違う人になっているかもしれません。うらやましいような、ちょっとおいてきぼりをくらったような気分になるかもしれません。でも私は彼女に言いたいです。「私も日本でがんばってたよ〜」って。彼女の協力隊という生活に刺激を受けながら、私は私なりに1日1日を大切に、精一杯生きています!


2003.5.13
素敵な映画と出会いました。こんなにも切ないのに、なぜか心温まる実話に基づいた韓国映画です。

「猟奇的な彼女」
女っぽい彼と男っぽい彼女が出会う。彼女は美人だが気が強く超ワガママ女で自由奔放。彼をいつも振り回し無茶なことを言うしさせる。彼女の口癖は「ぶっ殺されたい?」怖い女・・・しかし彼はそんな強い彼女にひかれていく。彼女は死んだ元彼を忘れられずにいたが、彼は彼女の過去を受け止め、彼女を絶望から救おうと心に決める。しかし心の支えになりながらも結ばれない二人。彼女は元彼を忘れることができず、二人は別れを選ぶ。2年後にもう1度この場所で会おうと約束して・・・

この映画は恋愛映画なのにキスシーンもない。彼と彼女のやりとりがコミカルに描かれつつも、ところどころに彼女の深い心の傷が感じられる。お願いだからうまくいって、ちゃんと来て・・・と祈るように見入ってしまった。

あとでインターネットで調べたらモデルとなった主人公の彼は実際には彼女と結ばれず別の人と結婚したという。それではあまりにも切ないので映画ではラストをハッピーエンドに変えたそうだ。全てフィクションではなくても、架空のハッピーエンドでも私はとてもすがすがしく気持ちが良かった。映画だと分かっていても、うれしいラストにとても満足した。やっぱり映画って気持ちいいなぁ〜